お仏壇について
お仏壇について
お仏壇とは・・・・??
仏様、ご先祖様を、御寺院様の様式を小さくして各それぞれの御家の中でお祀りするために持ち込んだもののようなものです。
そこに、菩提寺でお祀りされているご本尊さまを、掛軸など『絵姿』やお仏像など『御姿』をお迎えして、御仏様とともにご先祖様を落ち着いていただき、お守りしていくための、仏さまの御屋敷とかんがえられます。
耐久年数は・・・・
昔から、お仏壇はおおよそ二世代位はお祀りされるのでは・・・と、よくご説明させていただくことが主でした。
年数でいえば、短くて、20年くらいから、30年長く丁寧にお祀りされれば、50年くらい
「お値段の高い安いでなく、お祀りの仕方、お取扱いの状況で、高価なものでも早く痛むこともあれば、安価のものも、長い年月きれいにお祀りされることも可能です。」
ですが
決して、お人形のように御飾り物ではないですので
1年365日、御供え、お線香など、お祀りなされることで、篝などがでてくるのは、それだけそのお家が、ご先祖様を大切になさっていることの表れでもあります。
ほとけさまをお祀りする
仏様をお祀りすために、まず第一に大切なのは、仏様、ご先祖様に手を拝わせ、ご挨拶させていただくことです。
なにも、仏壇、仏具がなくとも、手を合わせ、ご自分の気持ちを、願をお伝えすることは、人間、誰にでもできることでは、ないでしょうか?
仏まつり・・・・
ご自分に、お出来になることから、気負いなく始められることが、ご先祖様のご安心であり、ご自分の安らぎにつながることになると考えています
よく、お客様から、新しい仏さまをお迎えし
「今まで、こういうことは全くしたことがないから、どうしたらいいのか、この年になってはずかしい・・・」
とご相談をお受けすることがございます。
その折、私どもでは、広く浅くではございますが、幾つかの方法を、ご提案させていただき
「よくご存知ですね、お若いのに・・」
との有り難いお言葉をいただくことがありましたが、
「それは、これが私の仕事だからで、今までの色んな仕事上で、積ませていただいた経験があるからです」
と、お答えさせていただきます
代々続く御家では、古くからのご先祖をお祀りして、当たり前なことが、俗にいう、新宅家では(今でいう核家族とでもいうのでしょうか?)御家の中で、余程のことがなければ、仏様ごとに関心のある方は、非常にすくないのではとおもわれます。
ただ、今の自分があるのに、必ずご両親さま、ご祖父母さまと先の方があられたからこその、今であるということも事実です。
順当に、上のものを送り、仏様をお迎えすれば、自然、核家族では、仏様ごとを知らないことが、気恥ずかしい年齢になっていておかしくないと思います。
ちなみに、わたくしごとではありますが、私も新宅家で大きくなって、父が87歳で亡くなり、母が父の位牌を祀るために、仏壇を迎えたのは80歳で、私の兄弟も58歳という年齢ですので、ご近所、親戚に色んなことを、ご指導いただき、昨年三回忌を無事すませました。
知らないことは、お聞きになれば良いのです。
よく言います
「聞くは一時の恥、知らざるは一生の恥」
別に、仏さんごと、知らないからと『恥』ではなく、そのお歳までお幸せに暮らしてこられた証ではないかと、おもいますので・・・・
また、拙いながら、私どもの知識でお役に立つのであれば、何なりとお気軽にお尋ねくださいませ。
偉そうなことを言いながらも、私たちも日々勉強です。
正直、解からないことも、はずかしながら、知らないこともございます。
私どもも、お尋ねいただくことで、日頃の経験、勉強へと繋がりますのでありがたいことと思っております。